家を建てようと思ったきっかけを教えてください以前はアパート暮らしだったのですが、とにかく冬が寒くて辛かったです。大人だけなら寒さを我慢することもできましたが、長女の妊娠がわかったとき「子供にこんな寒い思いはさせたくない」と思いました。また、子どもがある程度大きくなると、声や走り回る音もアパートでは気になってしまうかもと考え、家を建てる決心をしました。家を建てる前に苦労したこと・不安に思ったことはなんですか?実は、ずっと前から家自体は建てるつもりではいたので、「どんな家を建てたいか」をイメージしながらハウスメーカーや住宅見学会を見て回ったり、YouTubeを見て家について勉強していました。ただ、調べれば調べるほど「どこに依頼したらいいか」がわからなくなりました。なので、家づくりで一番苦労したのは、「坂田木材さんに出会うまで」です。また、以前から薪ストーブのある家に憧れがあり、家を建てるときは絶対設置しようと決めていたのですが、いざ置くとなると「本当に使うのか?」「薪はどうするのか?」といろいろな不安が出てきてかなり悩みました。ほかにも、住宅ローンを土地と家のセットで組んだ場合、土地購入後、半年以内に家を建て始めなくてはいけないという条件があり、少し焦りました。前々から準備していたこともあり、そこまで大きな問題にはならなかったのですが、これから家を建てる方で、先に土地を押さえておこうと思った方はローンの契約内容をしっかりチェックした方が良いと思います。坂田木材を選んだきっかけ、決めた理由を教えてください家について勉強していくうちに、僕たちの希望である暖かい家には高気密・高断熱が必要不可欠と知り、さらには新住協(一般社団法人新木造住宅技術研究協議会)に入っている所に依頼すると良いことが分かりました。その条件に合う会社をネットで検索していて、偶然坂田木材さんのサイトを見つけたんです。坂田木材さんの家は高気密・高断熱なのはもちろん、そのほかの希望であった県産材の使用や、ZEH(Net-Zero-Energy-House)、長期優良住宅のエコハウスの家を建ててくれるといった条件をすべてクリアしていました。実は希望の条件をクリアしている会社が坂田木材さんのほかにもう一社あり、最後までどちらにしようか迷っていたのですが、最終的な決め手になったのが「薪ストーブへの熱意」です。2社にこちらの希望を伝えて設計プランを出してもらったのですが、坂田木材さんは薪ストーブが家の主役になるよう真ん中に置いてあり、もう一社は「薪ストーブは趣味だから」と家の隅に設置されていました。薪ストーブの設置を最後まで迷っていたこともあり、坂田木材の内海さんに相談したのですが、そのとき内海さんが「中途半端な気持ちなら薪ストーブはやめたほうがいい。やりたいんだったら本気でやりましょう!」と、普段とは違う強い口調で言ってくださったんです。この内海さんの「こちらのやりたいことを、一緒に真剣に考えてくれるところ」が決め手になり、最終的に坂田木材さん、というより内海さんなら信頼できると思って家をお願いしました。坂田木材が扱う「木の家の魅力」は何でしょうか?一番の魅力は、家中に木の温かみや香りが溢れている点ですね。仕事から疲れて帰ってきたとき、ふと天井や床を見ると心が落ち着きますし、旅行から帰ってくると家中から木の香りを感じて癒されます。木材特有のいろいろな質感や色、木目が楽しめる点も魅力です。1階のフローリングはナラ、階段はカラマツ、2階のフローリングはアカマツを使用しているのですが、木が違えばもちろんのこと、同じ木材を使用している箇所でも1枚1枚それぞれに違いがあり、同じものは一つとしてありません。統一感で言えばバラバラなのに、不思議な統一感があるというか、調和が取れています。これは合板にはない、木の家の大きな魅力ではないでしょうか。うちは洗濯の際に柔軟剤など香りのつくものは使用していないのですが、服に木の香りが付くんです。友人たちにもいつも木の香りがすると言われますし、実家や旅行先に行って自分の服に着替えるとはっきり感じます。数十年後、子どもたちが巣立って行った後も、「実家って良かったなあ」と思い出してもらえるような家だと思います。実際に坂田木材さんに依頼して、一緒に家を建ててみてどうでしたか?「最高」の一言です。私たちの希望は気密や断熱、設備といった性能面だけで、内装については特に細かい要望は出していません。「こういう風に暮らしたい」「素敵にしてください」といった、かなりざっくりとした要望を出していたと思います。初めて家を建てる私たちがいろいろ要望を出すよりも、何軒も家を建てている現場のプロにお任せしたほうが絶対良いという判断だったのですが、大正解でした。現場の大工さんたちが「こっちのほうがおしゃれだから」「こっちのほうが使いやすいから」と、自分たちからは絶対出ないような素敵なアイディアをたくさん出してくださり、住みやすく素敵なデザインの家になりました。特に内海さんには本当にお世話になりました。実は、一度内海さんのご自宅に伺い、薪ストーブを見せていただいたことがあるんです。実際に火が入っている薪ストーブを間近で見て、じんわりと芯まで暖まる、エアコンにはない優しい暖かさにすっかり惚れてしまいました。ほかにも内海さんに「窓の断熱・遮熱のエネルギーコスト計算をしてほしい」と、かなり大変なお願いをしたのですが、こちらも快く対応してくださいました。こういう、大手のハウスメーカーではおそらくできない、細かな対応をしてくれるのも坂田木材さんの良さですね。建てた家のこだわり・お気に入りのポイントを教えてくださいもちろん薪ストーブです。薪を集めて2年ほど乾燥させ、さらに割ったりといろいろ大変なことも多いので、積極的に他の方におすすめできる設備ではありません。ですが、薪ストーブの優しい暖かさや雰囲気は何ものにも代え難いと思います。基本的にお任せした部分が多いのですが、ダイニングには大きなテーブルを置きたいというお願いをしました。私の実家にやはり同じくらい大きなテーブルがあり、子どもの頃は食事も勉強も全部そのテーブルでやっていたんです。例えば私がテーブルで勉強しているとき、家族も同じテーブルにいて、思い思いの事をして過ごしていました。大きなダイニングテーブルは、そんな家族団らんの象徴だったので、この家にも必ず置こうと決めていたんです。もちろんテーブルも、坂田木材さんに作っていただきました。これから子どもたちはこのテーブルで私たちと一緒に食事をし、遊んで、勉強をして育っていくんだと思います。子どもたちが大きくなって家を建てるとき、同じように薪ストーブや大きなダイニングテーブルを置こうと思ってもらえたら最高ですね仕切った部屋がないのも大きな特徴です。子ども部屋もないので、子どもたちはいつも好きなところで好きなように遊んでいます。完成後に坂田木材の家で暮らしてみてから気づいた点や変化はありますか?建物の構造や断熱性能の高さ、太陽光などの自然の力を最大限活用し、できる限り設備に頼らず光熱費を抑えて快適に暮らせる「パッシブハウス」を目指しました。例えば冬は南側の日差しを目いっぱい取り込み、夏は逆に一番暑い時間帯に日差しがあまり入らない設計になっています。給湯は太陽熱給湯、冬の暖房費は薪ストーブで賄っているため、1年通して光熱費は建てる前の計算よりもかなり低く抑えられています。にもかかわらず夏は涼しく快適で、冬は半袖Tシャツ1枚で過ごせるほど暖かいです。完成後に住んでみて、改めて坂田木材さんの木の家っていいなと思いました。アフターフォローも完璧で、気になるところがあった場合、連絡すればすぐに駆け付けてきてくれます。完成前も安心して任せていましたが、むしろ完成後のほうが安心して暮らせていると思います。今後家を建てようと思っている方に、坂田木材のおすすめポイントを教えてください初めて家を建てる方がほとんどだと思いますが、いざ建てるとなると必ず想定外の事態は起こるので、準備はできる限り早めに行うのがおすすめです。そして坂田木材さんは、数年先の相談にもきちんと付き合ってくれる会社だと思います。安心して任せられるプロばかりなので、0からすべて相談して大丈夫です。家に薪ストーブを置きたい方も、絶対坂田木材さんが良いと思います。薪ストーブをただ置くのではなく、薪ストーブと無理なく長く、そして楽しく付き合える方法と家を考えてくれるはずです。いずれ家を建てたいと考えている方は、親身になってくれる坂田木材さんに一度相談してみてはいかがでしょうか。