無垢材フローリングの掃除方法~木の個性を活かし、永く美しく使うために~無垢材のフローリングは、時間が経つほどに色味や質感が変化し、住まいに味わいを与えてくれます。しかし、その美しさを保つためには、正しいお手入れが欠かせません。ここでは、木材のプロとしておすすめできる「無垢材フローリングの掃除方法」をご紹介します。1. 日々のお手入れは「乾拭き」が基本無垢材は水分を吸いやすいため、毎日の掃除は掃除機と乾いた布での拭き取りが基本です。・掃除機は柔らかいブラシノズルを使う・乾いたマイクロファイバークロスで軽く拭く2. 水拭きは「硬く絞った雑巾」であればOK「水拭きはダメ」と耳にしたことがある方も多いと思います。確かに、びしょびしょの雑巾で拭くと反りや割れの原因になります。しかし、しっかり水気を切った硬く絞った雑巾であれば、日常的な掃除に使っても問題ありません。ポイント・水拭きのあとは、乾いた布で仕上げ拭きをする・高湿度の日は避ける・強くこすらず、軽くなでるように拭く・頻度は月1~数回程度で十分(普段は乾拭き中心でOK)3. 汚れがついたときの対処法■ 軽い汚れ(食べこぼし・飲みこぼし)すぐに乾いた布で押さえるように拭き取ります。■ しつこい汚れ(油汚れ・皮脂汚れ)中性洗剤を薄めた水を布に含ませ、硬く絞ってから拭き取りましょう。最後に乾拭きで仕上げます。■ 黒ずみやシミ重曹を少量水で溶かし、布にとって軽くこすります。※強くこすると木を傷めるので「優しく」がポイントです。4. 無垢材には「オイル仕上げ」が最適無垢材フローリングの魅力は、木そのものが持つ温かみや手触りにあります。そのため私たちは、ウレタン塗装によるコーティング仕上げは推奨していません。ウレタン塗装は表面に膜をつくるため、確かに掃除は楽になります。しかし一方で、・木の呼吸が妨げられる・自然な質感や経年変化が損なわれるというデメリットがあります。私たちが推奨するのは、自然オイル仕上げです。オイルを浸透させることで木の表情を活かしながら、汚れや乾燥から守ることができます。数年に一度、オイルを塗り直すだけで、美しい風合いがよみがえります。5. やってはいけないお手入れ・水を含ませすぎた雑巾での拭き掃除・スチームクリーナーの使用・漂白剤・強アルカリ洗剤の使用・ウレタン塗装の上からの過度な研磨坂田木材からのアドバイス無垢材は「手がかかる」と思われがちですが、実は小さな心がけで永く美しさを保てる素材です。乾拭きを基本に、時々硬く絞った雑巾で水拭き。数年に一度のオイルメンテナンス。それだけで、10年後・20年後に大きな差が生まれます。無垢材は家族と共に年を重ねていく“生きた木”。手間をかけるほど、深い味わいとなって返ってきます。正しい掃除とお手入れで、その経年変化を楽しんでください。 まとめ・日常は『乾拭き+掃除機』・水拭きは『硬く絞った雑巾』でOK(仕上げ乾拭き必須)・中性洗剤・重曹でしつこい汚れに対応・仕上げは『自然オイル』がおすすめ(ウレタン塗装は推奨しない)吉村 ************************************************************************『長野・木(無垢)の家・断熱・耐震・自然素材・新築リフォーム/坂田木材株式会社』【Address】〒388-8018 長野市篠ノ井西寺尾2772-1【TEL】026-292-3203【FAX】026-292-4119【HP】http://www.sakata-mokuzai.com 【E-MAIL】info@sakata-mokuzai.com*************************************************************************