家づくりを考え始めたきっかけや、当初の理想像を教えてください以前は1LDKのアパートに住んでいたのですが、2人目の子どもが生まれて家族4人になるとかなり狭く感じるようになりました。当時、寝るときはリビングに1人、寝室に3人といったように、家族全員で寝られませんでした。さらに、夏はサウナのように暑く、冬は冷蔵庫のように寒い家だったので、毎日家に帰るのが少し辛かったです。また、私がキャンプや釣り、妻は手芸や読書が趣味なのですが、以前のアパートはスペースがなく、趣味のものは外の物置に置いたり、そもそも買わないように我慢していました。そんないくつもの理由が重なり、家を建てようと決心したんです。思い描いた家は、『家族がのびのび暮らせて、趣味の物もある程度自由に置けるスペースがあり、人がたくさん集まってみんなで楽しく庭でバーベキューできるような家』にしたいと思いました。家づくりの過程で一番悩んだこと、そして解決したきっかけは何でしたか?一番悩んだのは土地ですね。家を建てると決めたものの、土地を探す方法やツテがなくゼロから探し始めたので、条件に合う土地がなかなか見つからず、この土地が見つかるまでに3年くらいかかったと思います。庭が欲しかったので70坪から80坪くらいの土地を探していたのですが、いま60坪くらいの土地がメインらしく、なかなか広い土地が見つかりませんでした。広めの土地が見つかっても、家を建てるハウスメーカーさんが指定されている建築条件付きの分譲地が多く、なかなか自由に家を建てられる土地がありません。ですが、家は絶対坂田木材さんで建てると決めていたので、建築条件のない土地じゃなきゃダメだったんです。というのも、知り合いが坂田木材さんで家を建てたのですが、その方の家にお邪魔したときに本当にいい家だな、と思いました。だから、家を建てるなら坂田木材さんにお願いすると決めていたんです。そんな土地問題を解決したきっかけですが、家族で土地探しを兼ねて散歩をしていたとき、偶然「売り土地」と書いてあったこの場所を見つけました。広さや日当たり、立地条件もほぼ希望通りだったため、すぐに所有者に電話して建築条件を確認したところ、建築条件は特に何もないと。価格も納得できる範囲だったので、この場所に決めました。ご自宅を建築中、現場や職人さんとのやりとりで印象に残っているエピソードはありますか?家を建てる際、ざっくりとした希望はあったんですが、実は細かい部分は特に考えてなかったんです。ただ、せっかくの木の家なので、ちょっと木の面積は増やしたいよねっていう話は二人でしていました。その話を坂田木材さんや職人さんにしたところ、素敵な提案をたくさんしていただきました。例えば、テレビの後ろにあるおしゃれな木の壁は、坂田木材さんから『壁のアクセントにちょうど良さそうな木があるんですが、どうですか?』と提案していただいたものです。もちろんとても気に入っています。あと、「硬い床や木ではなく畳でお昼寝したい」という気持ちがあって、リビングに畳のスペースを作りたいとお願いしたのですが、そのときもより快適になるようアイディアを出していただきました。建築中も、現場の職人さんたちにいろいろ質問したのですが、職人さんたちは忙しい中わざわざ作業の手を止め、丁寧に答えてくれました。子どもたちに対しても木の切れ端をおもちゃ代わりに持たせてくれたり、簡単な工作をさせてくれたりしたので、子どもたちもとても喜んでいましたね。対応だけではなく、職人さんたちは仕事も非常に丁寧で、例えばこちらからお願いしたわけじゃないのに、テレビ台とか階段の手すりの角を「子どもがぶつかると危ないから」と、丁寧に丸く削ってくれました。そのおかげで、子どもたちが家の中を走り回っても安心ですし、室内の見た目というか雰囲気も優しくなったと思います。言われたことだけをただやるのではなく、実際に住む人たちのことをいろいろ考えて提案や工夫をしてくれる。そんな暖かい職人さんたちばかりだったので、安心して家づくりができましたし、思っていた以上に良い家になったと思います。実際に住んでみて「想像以上に良かった!」と感じるところはどこですか?年間通じて快適に過ごせる家を思い描いて建てましたが、実際に住んでみたら予想以上に快適でした。特に断熱性能が非常に高いです。例えば夏の猛暑日に家に帰ってくると、普通のアパートの場合ドアを開けた瞬間に熱風というか、熱の壁みたいなのが室内から流れてきますよね。でも、この家はそれがまったくない。むしろ、ドアを開けるとひんやりした空気が家の中から流れてきます。エアコンは1階に1台しかないんですが、それでも夏は家全体が涼しく快適です。もちろん冬はその逆で、暖気が逃げず暖房を入れなくてもかなり暖かいです。木のおかげか湿度も一定に保たれているみたいで、夏のジメジメも冬のカラカラもほとんど感じなくなりました。アパートの頃、夏は何個も除湿剤を買っていましたが、この家になってからは一度も買っていません。今の生活を考えると、あの頃よくあの環境で暮らせていたな、って思います。この高い断熱性能は、坂田木材さんにおすすめしていただいた厚めの付加断熱のおかげだと思います。付加断熱で断熱性能を高めたおかげで、快適な家になっただけではなく、光熱費も格段に下がりました。特に電気代は、アパートの頃の半額以下になっています。多少安くなるとは思っていましたが、予想以上だったのでびっくりしました。ご家族の暮らしや習慣で、家を建てる前と変わったことはありますか?家で過ごすことが多くなりましたね。アパートのときはゆっくりできる場所もスペースもなかったし、家の中に4人でいると疲れてしまうので、外に出ることが多かったです。そして、帰ってきて家が暑いとか寒いとか文句言いながら過ごしていました。いまは、家の中や家の周りで休日を過ごすことが多く、家族全員が同じ家にいながら、思い思いの場所で好きなことをして過ごしています。本を読みたい人は机に座ったり畳で横になって本を読み、外で遊びたい人は庭で土いじりしたりとか。あとは、子どもたちに庭で泥遊びとか砂遊びをさせてあげられるようになりました。子どもたち、泥遊びとか外遊びが大好きなので。アパートだと、目が届かなくなってしまうので子どもたちだけで外に遊びに行かせるわけにはいきませんでしたが、いまは好きなときに目の届く場所で外遊びをさせられるようになりました。せっかく長野県にいるんだし、子どもたちには思い切り自然で遊ばせてあげたいなと思っていたので、願いが叶って良かったです。坂田木材で建てて良かった、と感じる瞬間を教えてください先ほど職人さんといろいろ相談しながら家を作れるとお話ししましたが、家を建てたあとのアフターケアと言うか、メンテナンスも完璧だなと思いました。家に不具合があったとき、坂田木材さんに電話すればすぐに職人さんが来てくれますし、しかも毎回顔を知っている職人さんが来てくれるので安心です。これは地元のハウスメーカーさんならではの大きなメリットだと思います。あとは、坂田木材さんでは、年に1回家を建てた人やこれから建てる人のために感謝祭を開催しているのですが、そこで職人さんたちに会って「家の調子どう?」みたいな話ができる点も素敵ですね。坂田木材さんで家を建てると、坂田木材さんや職人さんとの距離が近く、家を建てる前も建てたあとも安心ですし、いまでもやっぱり坂田木材さんにしてよかったなと思います。この家で、今後どんな暮らしを楽しみたいですか?家族それぞれ趣味や好きなことが違うので、みんなが自分の「好き」を自由に楽しめるような暮らしをしていきたいです。あとは、せっかく庭があるので気軽に人を集めて、バーベキューなどを楽しみたいですね。先日、庭のウッドデッキに七輪を置きサンマを焼いて家族でご飯を食べたのですが、最高でした。こういうことを、家族以外のみんなとも楽しみたいと思っています。あとはピザ窯とかサウナとか、白い壁を活かしてプロジェクターでホームシアターを作ったら面白いかな、とか。今後、家族みんなで相談しながらいろいろな楽しみ方の可能性を考えていこうと思います。これから家づくりをしようと考えている方に向けて、メッセージをお願いします実は僕、家建てる前は「家なんて建てなくてもいいや」と思っていたんです。というのも、家を建てた人から「建てた家は快適だけど、やっぱお金がかかるから趣味を諦めたり、節約したりしている」みたいな話をよく聞いてて、「それって本当に幸せなのかな?」って思っていたんですよね。ですが、実際に家を建ててみて、家族が快適に楽しく暮らしている家ってやっぱり何物にも代えがたいなと思いました。なので、「自分がどういうふうに暮らすのが一番幸せなのか」を考えて、それを大事にしながら家づくりを検討すると良いと思います。あと、家を建てるときに「自分たちの家だから自分たちでいろいろ調べてやんなきゃいけない」という気持ちもあると思いますが、なんでも自分たちで完璧にやろうとすると疲れてしまうと思います。わからないことや知らないことの方が当然多いので、どうしても譲れないこだわりたい部分だけ「こんな風にしたいんです」と伝えて、あとはプロにお任せしちゃうような、少し肩の力を抜いた建て方もいいんじゃないでしょうか。うちも家のことはまったくわからなかったので、坂田木材さんに「よくわからないのでうまいことお願いします」みたいな感じで、丸投げしちゃった部分もたくさんありました。それでも坂田木材さんは自分たちに寄り添って、理想に近いみんなが住みやすい家を建ててくれました。坂田木材さんのような信頼できるハウスメーカーさんが見つかれば、家づくりは安心して、楽しく進められると思います。