家を建てようと思ったきっかけを教えてください結婚当初は社宅に住んでいたのですが、当時から二人で「やっぱり自分たちの家が欲しいよね」と話をしていたんです。なので「これがきっかけ」と言うものはなく、最初から家を建てることは目標でした。マンションという選択肢も一応あったのですが、やはり持ち家に憧れがありましたし、できれば規格住宅ではなく、ちゃんと自分で設計した家を建てたいと思っていました。家を建てる前に苦労したこと・不安に思ったことはなんですか?家を建てることよりも、土地を探すのにかなり苦労しましたね。生活面の利便性はもちろん、子供のことを考えたら近くに川がない場所がいいとか学校の近くがいいとか…色々希望はあったのですが、すべての希望が叶う土地は当然価格も高く予算が厳しくなります。結局家を建てると決めてから、4年くらいずっと条件と予算が折り合う土地を探していました。今の場所は小学校が少し遠いのですが、それ以外は概ね希望通りだと思います。ようやく土地が決まり、じゃあ家を建てようとなったとき、今度は「予算内でどれだけ自分たちの希望ややりたいことが叶うのか?」「ちゃんと理想の家が建つのか?」という不安が出てきました。希望や要望はたくさんありましたが、土地と同じで自分たちの希望を入れれば入れるほどコストも上がってしまうため、どこかで妥協はしなきゃいけない。でも妥協をした結果、不満の残る結果になってしまうんじゃないか、という不安はありましたね。ただ、事前に何度も坂田木材さんの見学会に行ったり、営業の内海さんとお話をさせていただいた中で不安も少しずつ和らいでいきました。坂田木材さんを選んだきっかけ、決めた理由を教えてください坂田木材さんは、勤めている会社に来ていた保険の営業の方から教えていただきました。その営業の方との雑談の中で、「家を建てようと思ってます」という話をしたところ、偶然その方が坂田木材さんで家を建てた方で、「坂田木材さんにも一度行ってみてはどうですか?」と勧めていただいたのがきっかけです。当初私一人で坂田木材さんに伺ったのですが、その時に話をしてくださったのが当時専務だった坂田社長でした。坂田社長はとにかく熱い方で、特に木に対する情熱がすごいんです。そんな坂田社長の、木や家に対するこだわりを聞くうちに、坂田木材さんっていいなって思ったんですね。もちろん社長の話だけではなく、坂田木材さんが扱う天然木の匂い、自社で責任を持って加工している点、そのほかにも家の性能に対するこだわりなど、そういったものを直接目で見た結果、坂田木材さんで家を建てたいと思いました。実は坂田木材さんに伺った時点ですでに他の会社で建てようとある程度決めていたため、奥さんから「本当に変えるの?」と驚かれてしまいました。ただ、坂田社長の熱意や坂田木材さんの仕事を見てすっかりファンになった私は「坂田木材さん本当に良い会社だから、1回だけ見に行こうよ」と半ば強引に奥さんを連れて行って説得しました。坂田木材さんが扱う「木の家の魅力」は何でしょうか?やっぱり木の家って、自然の木の香りやぬくもりみたいな「優しさ」を感じますよね。見学会に行った時も、家の扉を開けた瞬間にぶわっとものすごくいい木の香りがして、やっぱりこういう家っていいな、家族で住みたいなと思いました。自分たちではもうあまり感じませんが、今でも家に来た人みんなに「木の香りがする」と言ってもらえます。確かに木の家は多少コストが高くなるものの、いい家を建てれば最終的に自分たちの快適性やランニングコストといった大きな恩恵として返ってくるわけじゃないですか。坂田社長や内海さんも「一番最初に家にコストをかけておけば、ランニングコストが下がり長い目で見れば得をする。逆にケチってしまうと、断熱性能が低いせいで電気代がかかってしまったり、短期間でリフォームや修繕が必要になって結局余計なコストがかかる」という話をされていました。私は何にしてもこだわってしまうので、いわゆる「ローコスト住宅」は最初から選択肢にありませんでした。「ローコスト住宅はなんでこんなに安いのか」を色々調べていたんですが、やはり安い住宅には安いなりの理由があるんです。ローコスト住宅が良い、悪いという話ではなく、コストを抑えれば削る部分が出てくるのは当然だと思います。また、大手のハウスメーカーは広告費にお金をかけているので、その分がやはり家の値段に反映されている部分はあると思います。一方で坂田木材さんは広告に費用をかけているわけではなく、木の値段だったり、断熱といった「家の性能」にお金をかけています。確かに予算は当初よりも若干オーバーしてしまいましたが、建てて、そして住んでみて改めて木の家にして良かったなと感じています。実際に坂田木材さんに依頼して、一緒に家を建ててみてどうでしたか?もう「良かった」しかありませんね。坂田木材さんは良くも悪くもはっきりと意見を言ってくれます。例えば私たちが「こうしたいです」と言うと、無理にやったりあっさり断ったりするのではなく「それをやるとこういうデメリットがありますよ」「それだと耐震が取れないのでできません」と、デメリットやできない場合は理由もきちんと説明してくれるんです。はっきり言ってくれるおかげで、むしろ私たちも遠慮なく希望を言うことができましたし、無理だと言われたら納得して「じゃあできる範囲で自分たちの理想に近づけよう」と思えました。こちらの疑問に対し、誠実に回答してくれる会社って貴重だと思います。例えば別の工務店では床暖房を積極的に入れているのですが、「床暖房の装置が壊れたらどうなるんですか?」と質問をしたんですね。すると担当者からは「床暖房は壊れないので大丈夫です」と返ってきたんです。「物が壊れない」なんてあり得ませんよね。その時に「こういう都合の良い所だけ聞かせる、見せてくる会社はどうなんだろうな」と、少し不信感を持ってしまいました。それに比べると坂田木材さんは「できないことはできない」と理由も一緒に説明してくれますし、できないと断るだけじゃなく、同時に代替案やほかのアイディアも提案してくれます。当初私はこの家を斜天井にしようと考えていたんですが、土地の形の関係上難しそうだという話になったときに内海さんが「そうした場合、天井を抜いて吹き抜け構造とするのも一案かもしれませんね。」と提案してくれました。坂田木材さんは「全部お任せ」ではなく、遠慮なく希望を言ったり提案をしてもらいながら、二人三脚と言うか「一緒に家を建てていける」ところが本当にいいと思います。家を建て始めてからの対応も良かったです。私たちはけっこう細かいタイプで、頻繁に気になる点を指摘したのですが、その都度すぐに直してくれるなど誠実に対応していただきました。建てた家のこだわり・お気に入りのポイントを教えてください奥さんと話し合った結果、「限られた坪数でも、色々工夫して住みやすく開放感のある家にしよう」という結論になりました。そのための工夫の一つが、1階の機能集約です。この家は2階建てなんですが考え方としては平屋に近く、基本1階ですべての生活が完結し、2階は「+α」的な使い方ができるようになっています。例えば2階を寝室にしてしまうと毎晩上がるのは大変ですし、老後はもっと大変です。なので1階の和室を「和室兼寝室」にしました。いまはここに布団を敷いて、家族4人川の字で寝ています。当初この和室には襖(ふすま)をつける予定でしたが、襖をつけると天井に段差ができると言うか、「下がり壁」になって圧迫感が出てしまうのでじゃあ襖は無しにしようと。ただ、常時開放しておくのも使い勝手が悪いので、襖の代わりに白いロールスクリーンをつけてもらいました。子供たちが寝ていて、私たちが起きていてリビングにいるときなんかはロールスクリーンを下げれば光を遮断してあげられるんです。白のロールスクリーンなので、今後はプロジェクターを置いて映画を映して楽しむのもいいかな、と考えています。2階にランドリールームや干すスペースのある家も多いと思うのですが、毎日洗濯の度に2階に上がるのも大変だと思ったので、1階で洗濯してそのままウッドデッキで干せるようにしています。こんな感じで1階に全ての生活機能を集約させているため、2階は現在子供たちの遊び部屋になっています。今後子供たちが一人で寝られるようになったら2階を子供たちの寝室にして、さらに将来子供たちがこの家を巣立って行ったら、今度は自分たち夫婦が使う予定です広く見せたり開放感のある雰囲気を出すために、2階には壁ではなくルーバーを採用しました。落下防止用で壁を作るくらいなら、ルーバーにして少し抜け感のある感じを出し、家全体を開放的で広く見えるようにしたいなと思ってつけました。雰囲気が良くなるだけじゃなく、ルーバーだと誰が2階に行ったかも必ずわかるようになっています。2階のキャットウォークもお気に入りですね。坂田木材さんの家でよく見るスペースなのですが、ここで日向ぼっこしたり、昼間ボーっとするスペースにしたいと思って吹き抜けにすると決まったときにつけてもらいました。キッチンに関しては僕は一切タッチせず、奥さんにすべて任せました。中でもお気に入りは、あらかじめどういうものを置いてどう使うかも決めて、横や縦の寸法も自分たちで測って作った可動棚だそうです。クロスの貼り方も工夫して、いかにも可動棚って感じではなく、あくまでも家の一部のように見えるようにしています。キッチンのすぐ横には子供たちの勉強用スペースがあり、奥さんが料理や洗い物といった作業をしている最中でも、すぐ目や手が届く位置に子供たちがいるので安心です。あとは付加断熱ですかね。通常の断熱に+αして断熱性能を上げています。坂田さんの話ではそこまで格段に断熱性能が上がるわけじゃないけど、空調などの電気代にかかるランニングコストは確実に変わってくるそうです。数年先はもちろん、数十年先も使える家になったと思います。坂田社長も「次の世代に受け継げるような家作りをしたい」とおっしゃっていたので、信頼して坂田木材さんを選びました。今後家を建てようと思っている方に、坂田木材さんのおすすめポイントを教えてください「家の性能」で選ぶなら、坂田木材さんは間違いないですね。断熱や空調など、家の性能に関してものすごく考えてくれています。家は形状や内部設計はもちろん、建てる地域や場所や土地の大きさ、さらに向きによって機密性も断熱性能も変わってくると思うんですが、そこもきっちりと考えてくれる。完成する前は「本当に言うほど冬暖かいの?夏涼しいの?」なんて疑っていましたが、実際住んでみると確かに夏も冬も快適で、しかも電気代も思った以上にかかっていません。希望や要望があればすぐに答えてくれますし、何回でも相談に乗ってくれる。実際、何度も設計図を出し直してもらったり、細かく打ち合わせをお願いしましたが、嫌な顔一つせずに対応してくれました。そのおかげで、当初思い描いていた理想の家と完成した家とのギャップが非常に小さく、満足のいく家になったと思います。こうした「坂田木材さんと一緒に建てたという満足感」を得られる点が、坂田木材さんの良い所ではないでしょうか。あと個人的には社長の熱さですね。最初お会いした時の熱いトークでだいぶ胸を打たれたというか、信頼感につながった部分はあります。家は高い買い物なので元々完成への期待値は大きかったのですが、坂田木材さんはそこをちゃんと実現してくれる。坂田木材さんは「ここがおすすめ!」ではなく、「全体的に満足できる」といった方が正しいと思います。こだわりのある、いい家を建てたい方には最高の会社ではないでしょうか。