家を建てようと思ったきっかけを教えてください以前は社宅に住んでいたのですが、そのときはどちらかといえば「持ち家は老後でもいいかな」くらいに考えていました。ですが、家を建てた会社の同僚と話したときに、家に対する考え方が大きく変わったんです。『社宅だと、自分に何かあったら家族が住む場所に困る。家族に持ち家が残せれば、そのまま家族が住んだり、売却して別の所に移る資金にもできる。』同僚のこの言葉に、確かにそういう考えもあるのだなと思い、このときから家づくりを強く意識するようになりました。家を建てる前に苦労したこと・不安に思ったことはなんですか?一番大変だったのは土地探しです。土地の条件にかなりこだわったため、条件に合う土地を見つけるのに非常に苦労しました。当時、子どもは幼稚園に通っていましたが、住んでいた社宅の近くに家を建てれば幼稚園のお友達と一緒に同じ小学校へ通えるという理由で、まず同じ地域の土地を希望しました。この辺りは利便性が高く、さらに双方の実家のちょうど中間地点にあるというのも大きな理由です。限られたエリアで土地を見つけるだけでも大変ですが、実は土地を探し始める前にすでに坂田木材さんで家を建てたいと決めていたので、さらに建築条件なしの土地でなければいけません。エリア限定で、しかも建築条件なしの土地となると簡単には見つかりませんし、土地が見つかっても、「出入りがしにくそう」「予算に合わない」といった理由でなかなか納得できる場所が見つからなかったんです。そんなとき、ネット検索で偶然見つけたのがこの土地です。当時住んでいた場所と同じエリアで建築条件なし、その他の条件もほぼ満たしており、まさに理想の土地でした。先に商談中の方が2人いたのですが、キャンセルが続き、交渉の末無事に土地を確保できました。坂田木材を選んだきっかけ、決めた理由を教えてくださいもともと私たちは「家を建てるなら、無垢材を使った暖かい木の家が良いよね」という話をしていたので、ネットで木の家を扱っているメーカーをいろいろ探しました。「木の家」「長野」「暖かい」などのキーワードで検索していたところ、偶然坂田木材さんで家を建てた方のブログを見つけたんです。その方はさまざまなハウスメーカーを徹底的に研究されていて、綿密に比較した結果、総合評価が最も高かった坂田木材さんに依頼されたそうです。そのブログの内容が非常に細かく、しっかりしていたこともあり、実際に一度坂田木材に足を運んで話を聞いてみたいと思いました。これが坂田木材さんの名前を知ったきっかけです。その後、坂田木材さんへ話を聞きに行き、また実際に坂田木材さんの建てた家を見て、やっぱりいいなと思いました。最終的に坂田木材さんと、もう一社木の家を扱っているメーカーで迷ったのですが、もう一社は木をふんだんに使ってはいたものの、木をクロスなどで覆ってアクセント程度に残す現代風のデザインでした。一方で坂田木材さんの家は、木を全面に押し出し、木をより身近に感じられる、私たちの理想とする家のイメージに近かったです。断熱などの性能面はどちらも素晴らしかったのですが、理想とするイメージのズレが少なく、しっくりきそうな坂田木材さんにお願いすることにしました。坂田木材が扱う「木の家の魅力」は何でしょうか?なんといっても、ドアを開けた瞬間に木の香りがふわりと出迎えてくれる点が最高です。普段生活していると慣れてしまうのであまり意識しませんが、旅行などで家を数日留守にして帰ってくると木の香りをはっきりと感じます。天井も床も木でできていて温かみがあり、見ているだけで癒されますし、裸足でも快適に過ごせる点も気に入っています。また、クロス張りの家が多い中、坂田木材さんの家は吸湿性・調湿性に優れた漆喰を選べるのも魅力です。しかも、漆喰を自分たちで塗ることもできます。1階の漆喰はすべて私たちが塗りました。範囲が広くかなり大変でしたが、その分、家づくりに関わった実感が得られてとても楽しかったです。実際に坂田木材に依頼して、一緒に家を建ててみてどうでしたか?できる限り私たちの希望を尊重する方向で考えてくれて、とても良かったと思います。私たちは家にこだわりがあり、いろいろな要望を伝えたのですが、坂田木材さんからは一度も「無理」とか「できない」とは言われなかったですね。もちろん要望によっては「できなくはないけれど、おすすめはしない」と言われることはありましたが、そのときは必ず理由も説明してくれました。メリットもデメリットもすべてこちらに説明し、その上で私たちに選択させてくれます。そのおかげで、すべての施工に関して納得の上でお願いしたり、諦めることができました。大工さんの対応も素晴らしかったです。大工さんというと、寡黙で気難しい、職人気質のイメージがあったのですが、家を建ててくれた大工さんたちはみなさん人当たりが良く、とても丁寧でした。大人に対してだけではなく、子どもたちにも優しく接してくれたので、最後の方は子どもたちもすっかり大工さんたちに懐いてしまいました。子どもたちが現場に行ってもまったく邪険にせず、むしろ積極的に相手をしてくれて、家のことや作業の様子を教えてくれたんです。それが子どもたちはものすごく楽しかったようで、当時子どもたちの夢が「大工さん」になるほどでした。建てた家のこだわり・お気に入りのポイントを教えてください1階はトイレや浴室といった最低限の場所にしか扉を付けず、1つの部屋のような作りになっています。提案された段階ではリビングに入る引き戸をはじめ、いくつか扉があったのですが、全て外してもらいました。扉を作ってもどうせ開けっ放しになるだろうし、最初から使わないとわかっている設備にお金をかけたくなかったので、扉は最低限でいいと思ったんです。その代わり、玄関から直接リビングが見えないように目隠しを設置してもらいました。床は、時間が経つにつれて良い風合いが出てくる西南桜(セイナンザクラ)を使用しています。3年経ってかなり色が変わりました。色の変化が楽しめるだけではなく、硬くて傷つきにくく、傷がついても味になる点も気に入っています。キッチンの水道は、手をかざして水を出すタイプではなく、足でセンサーに触れて水を出すタイプにしてもらいました。上の天吊り収納も、収納量が増えて便利なので気に入っています。2階は、壁にパソコン作業や勉強のできる場所を作りました。また、奥の大きな部屋はドアを2つ作り、将来子どもたちが大きくなったら区切って、それぞれの部屋として使えるようになっています。完成後に坂田木材の家で暮らしてみてから気づいた点や変化はありますか?冬でも薄着で過ごせるほど家の中が暖かいです。ダウンジャケットを着たお客様を、半袖Tシャツで出迎えることがよくあります。寝るときも少し厚着をしてしまうと、夜中に暑くて布団を蹴飛ばしてしまうほどです。坂田木材さんは、家を建てた後の対応も最高です。「後からでもいろいろ作れるので気軽に相談してください」と言われていたので、少し困ったことや、やってみたいことを相談するとすぐに返信が返ってきます。去年、坂田木材さんで家を建てようと考えている方と、実際に建てたオーナーが参加できる感謝祭にも初めて参加させていただきました。他の参加者の方とは初対面でしたが、同じメーカーで家を建てた同士、しかも家にこだわりがあり、木が好きな人ばかりだったので、すぐに打ち解けて仲良くなりました。感謝祭は手作り感に溢れていて、坂田木材さん含め参加者全員との距離が非常に近く、とても楽しいイベントだったので、今年もできれば参加したいと思います。今後家を建てようと思っている方に、坂田木材のおすすめポイントを教えてください坂田木材さんは、私たちの「こんな家に住みたい」「こんな家を作りたい」という希望に対して、常に寄り添い共に考えてくれる、いわば「一緒に家を建ててくれる会社」です。理想や希望を何度でも聞いてくれますし、その際も意見を押し付けたりはせず、こちらの希望を最大限尊重してくれます。家づくりを先導するのではなく、私たちに「伴走」してくれる感じですね。その一方で、不可能なことやおすすめしないことは、はっきりと伝えてくれます。他のメーカーのように「相談は〇回まで」といった制限もなく、「いつまでには決めてほしい」と急かされることもありませんし、しつこい営業も一切されません。自分の家に強いこだわりや希望がある方、じっくりと考えて慎重に家を建てたい方は、坂田木材さんに相談してみてはいかがでしょうか。坂田木材さんなら、「これが私たちの建てたい家だ!」と、100%納得し満足のいく家作りができると思います。